本の裏表紙を見てください。ISBNから始まる13桁のコードがありませんか?それは出版物に付けることが義務付けられた「ISBNコード」です。International Standard Book Number(国際標準図書番号)の略で、国際的に通用するコードです。
13桁の数字のうち、頭の「ISBN978」は国際規格で、続く「4」は日本の国別記号です。どこの国で出版された本なのかは、この数字を見れば分かります。
国別記号の次は、出版者記号が続きます。2桁~7桁あり、神戸新聞総合出版センターの場合は「343」で3桁です。出版者記号の次は、書名記号。こちらは出版社が付ける書名識別番号です。出版者記号と書名記号は合計で8桁となります。
そして、最後の13桁目の数字はチェック数字と呼ばれ、前の12桁の数字に入力ミスが無いかチェックする数字です。ある計算法則によって出される数字ですので、12桁の数字が正しく入っていれば自動的に算出されます。
同じISBNコードが他の本に付くことはありません(ついていたら、大問題です)。ISBNコードは世界に一つだけ、その本のために付けられたものなのです。
ちなみに、このISBNコードが13桁になったのは2007年から。それ以前に出された本は10桁でした。(つ)