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本作りブログ

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色いろいろ

色いろいろ

2022-09-09

■先日、著者との打ち合わせで本の見返しと大扉の色を選びました。見返しとは、本の表紙と本文を、よりしっかりとくっつけるために付けられる紙のこと。そして、大扉とは本文の最初(巻頭)にあるページのことで、タイトルと著者名が入ることが多いページです。見返しと大扉は隣り合っているものですから、色の組み合わせによって雰囲気がずいぶんと変わります。

 

■打ち合わせでは、青色の組み合わせにしよう、ということがすぐに決まりました。が、問題は、どんな青色を組み合わせるのかということ。青色といっても、緑色に近い青、紫に近い青、濃い青、薄い青……と様々。紙見本を見ては、この色がいい、いや、こっちもいい……と悩みは深まっていくばかり。ようやく選んだ二つの色を並べてみると、お互いの色がケンカしてかすんでしまう……ということも。実に悩ましい作業です。

 

■見返しと大扉の紙の色選びは、多くの場合、本全体の構成が固まってくる編集作業の終盤に行います。そこにたどり着いた方にとっては、紙の色選びは悩ましいけれども、楽しい作業……かもしれません。なんせ、それまでに「校正」というもっと悩ましい作業を、何度も乗り越えてきたでしょうから……。(つ)

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