出版社にとって、発売前に本の増刷が決まるのは何とも嬉しいことです。
発売前の重版は、そう頻繁にある事ではありませんから。
そんな本が出ました。
神戸市立王子動物園のパンダ、タンタンの記録です。残念ながらタンタンは今春、死んでしまいましたが、その人気を見越して初版を印刷している間にも、次々と注文が入りました。そこで急きょ、まだ書店にも並んでいなかったのですが、増刷が決まりました。
こんな本ばかりだといいのですが、そんなに甘くありません。
増刷した在庫を抱えて、また売っていく。
出版業は年中、在庫との闘いなのです。(G)