ふだんは書店で販売していただいている本を、出版社が直接、売りに出向く時があります。著者の講演会や関連するイベント会場などで販売するのです。
講演会は閉会後の帰る時にお客さんが集中します。当然ながら、講演中は誰も来ません。ところが、客席の扉が開き、一斉に聴衆が出てくると大忙しです。
不思議なもので、人だかりがしていると、さらに人が集まります。このわずかな時間が勝負。そんな時に限って釣り銭に手間取り、慌てることも。
今日はよく売れたなぁという時、後で聞くと、著者の先生が講演の最後にこう話されたそうです。
「お話できなかったところは本に書いていますので、後で読んでください」(G)