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元号と西暦に要注意!

元号と西暦に要注意!

2022-12-02

歴史について調べている時、あるいは原稿を書いている時に必ず登場するのが日本独自の「元号」です。「天正」「慶長」「元禄」「慶応」などは、歴史好きの方にはお馴染みではないでしょうか。しかし、元号だけではいつ頃の出来事なのか分からない読者も……。そのため多くの場合、西暦が併記されています。

 

ここで気を付けないといけないのが、改元のタイミング。明治より前は、不吉なことが続いたから、おめでたいことがあったから等、色んな理由で元号が変わりました(改元)。そのため、西暦では同じ年でも元号では違う年の出来事も。例えば、1854年に発生した「安政東海・南海地震」。「安政」と付いているので安政元年の出来事、と思ってしまうかもしれません。しかし、安政と改元されたのは11月27日。地震が起きたのは11月4、5日なので、正確には嘉永7年の出来事なのです。

 

明治以降は、天皇一代に元号は一つと定められました。とはいえ、改元のタイミングでは注意が必要ということは変わっていません。2019年5月1日、元号は「平成」から「令和」になりました。つまり、2019年4月は平成31年、5月は令和元年となるのです。元号と西暦を併記する場合、「元年」と付く年は改元の日もチェックするようにしましょう……。(つ)

 

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