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本作りブログ

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重版出来

重版出来

2023-03-17

刊行した書籍を追加で刷ることを重版(じゅうはん)と言っています。増刷(ぞうさつ)とか再版(さいはん)とも呼ばれます。初版から数えた刷りの回数によって、2刷(にずり)、3刷(さんずり)とも表記します。

重版がかかるということは、よく売れて、在庫が減っているはずですから、出版社にとっては喜ばしい状況です。

ところが、担当者にとっては、うれしい半面、プレッシャーでもあります。追加印刷した本を売らなければならないのですから。売るために、宣伝や販売促進などの新たな仕掛けも必要です。

増刷した本が出来たことを重版出来(しゅったい)と言って宣伝文句に使ったりしますが、その言葉の裏側では、編集者や営業の新たな取り組みが始まっているのです。(G)

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